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水泳と陸上スポーツの違いと効果~これを知れば水と親しくなれる?!
今や水泳は施設があれば一年中泳げるようになりました。
しかし学校教育では外プール施設のため6~9月までの短期集中型授業、さらに
これからはスイミングスクールなどに指導委託が実施されるようになりつつあります。
理由はいろいろありますが、まずは施設維持費が高価で維持費が厳しい。そして指導者の件です。
私は民間のスイミングスクールの出身で泳ぐ機会が減りそうな機運に危惧しています。
子どもの成長やリスクマネジメント・生涯スポーツのためにも水泳(スイミング)は
継続してほしいです。
さてその水泳の運動効果はどんなものか?整理していきたいと思います。
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① 全身運動でバランスよく筋肉を使える
水泳は腕・脚・体幹など、全身の筋肉をバランスよく使います。
とくに水の中では浮力が働くため、関節にやさしく、体を大きく動かしながら筋力や持久力を
高めることができます。
*「浮力」の効果について
水の中では体が軽く感じられるのは「浮力(ふりょく)」があるからです。
浮力には以下のような大きなメリットがあります:
● 関節や筋肉への負担が少ない
水が体を支えてくれるため、ジャンプや走るなどの動作をしても、ひざや腰などに負担がかかりにくいです。
→ 高齢者やリハビリ中の人にも安心して運動できます。
● 姿勢や動きのクセをリセットしやすい
陸上では重力の影響で体のクセ(左右のバランスの悪さ、姿勢のゆがみなど)が出やすいですが、
水中ではその影響が軽減され、自然と全身を使って動くことができます。
→ 姿勢改善にもつながります。
● 心地よい水圧で血流もよくなる
水に入っているだけでも適度な水圧がかかり、全身の血液の流れを助けてくれます。
→ むくみの改善や疲労回復にも効果的です。
② 水の抵抗で自然に運動強度が上がる
水中では常に水の抵抗(負荷)がかかっており、ゆっくり泳いでもしっかり運動になります。
さらに、水の中での動きは空気中よりもエネルギーを多く使うため、消費カロリーも高く、
効率的に体力アップができます。
③ 呼吸をコントロールすることで心肺機能が高まる
水泳は息継ぎが必要なので、自然と呼吸を意識することになり、心肺機能の強化につながります。
息を止めたり、深く吸ったりといった動作が繰り返されることで、肺の機能や持久力が向上します。
*「呼吸」についてのアドバイス
よくある悩み:
初心者の方は「しっかり息を吸わなきゃ」と思って、
・吸うことに意識が偏る
・水中で息をこらえてしまう
・結果、苦しくなる
といったことがよくあります。
やさしいアドバイス法:
● 息を「吐く」練習から始める
吸う練習ではなく、「水の中で息を吐く」ことを最初のステップにします。
例)プールサイドでできる練習
水に顔をつけて、口から「ぼこぼこぼこ」と声を出すように息を吐く
慣れたら鼻からも「ふーっ」とゆっくり吐く
吐いたあとに顔を上げて自然に「すーっ」と吸う
→ 吸うのは後、吐くのが先! という流れを体に覚えさせます。
● リズムをつける
「1・2・吐く、1・2・吐く」というように、歩きながらやリズムに合わせて
息を吐く練習をするとリラックスしやすくなります。
● 顔を水に入れるときに「声を出す」
「うー」「あー」など声を出しながら入ることで、自然と息が吐けます。
→ 息をこらえにくくなり、吐くクセがつきやすいです。
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暑い夏に水との接触により楽しい時間が過ごせるよう効果的に水泳を実践しましょう
サムズアップでは集中教室も実施しています。